マンツーマンディフェンス推進、全国ミニバス大会における4校枠廃止、コーチライセンスなど、これまでに様々な制度変更を行ってきたミニバスケットボール。
2019年は更なる制度変更によりミニバスケットボールが大きく変動するようです。
2019年度におけるU12カテゴリーの運用について
2018年12月27日付けで日本バスケットボール協会(以下「JBA」)より各都道府県バスケットボール協会専務理事宛てに一通の通達。
主な内容は、
1.登録規定の変更
2.競技規則の一部改訂
3.規則類についての変更
の3点。
1.登録規程の変更
1-1.登録に関する変更
これまでの学校単位の枠組みを廃し、一定の条件の下で登録の自由を容認する。
1-2.移籍に関する変更
特別な事情(人間関係のトラブル、転居)があれば移籍を認める。
年度におけるチームの変更も移籍とみなす。
→ 選手に一定の条件の下での登録の自由を容認し、希望するチームへの加入を可能にする。
2.競技規則の一部改訂について
2-1.試合成立のプレーヤー数の変更
登録された競技者が10名未満のチームに対して、8名による試合成立を認める。但し、登録数が10名を超えるチームに対しては、これまで通りの規程を適用する。
2-2.タイムアウトの回数の変更
前後半それぞれ2回ずつの取得を認める。但し、試合時間が伸びることを防ぐため、1回のタイムアウトは45秒間とする。
※上記は2019年4月1日から実施とする。
2-3.ショットクロックの変更
スピーディーな試合展開を目指し、24秒/14秒リセットを導入する。
※ショットクロックの変更は2019年度を移行期間とし、導入できる大会から大会規程で定めて導入する。2020年度より完全実施とする。
3.規則類についての変更
日本ミニ連及び都道府県ミニ連の規程を廃し、JBA及びPBAの各種規程に従う。
今回の変更のポイント
今回の変更点で最も重要なポイントは「3.規則類についての変更」。
「日本ミニ連及び都道府県ミニ連の規程を廃し、JBA及びPBAの各種規程に従う。」とありますが、日本ミニ連が定めていたミニバスケットボールの規程が廃止され、JBAの規程になるということ。
「日本ミニ連が消滅する」という噂を耳にしておりましたが、これが現実となると受け取れます。
また、「1.登録規定の変更」で「これまでの学校単位の枠組みを廃し、一定の条件の下で登録の自由を容認する。」とあります。
意図としては、
①選手の権利を保障するため。
②選手と指導者の不適合や人間関係のトラブル等により、選手が不利益を被らないことを優先するため。
③指導者が選ばれるようになることで、暴⾔・暴⼒・パワハラの撲滅を目指すため。
と記述されています。
この「移籍の自由」によって、ダメな指導者・チームの淘汰が加速することになるでしょう。
選択する・選択される時代です。 - ミニバスチームの作り方
詳細はコチラでご確認ください。
2019年度U-12カテゴリーの運用について/石川県ミニバスケットボール連盟
【重要】2019年度以降のU12カテゴリーの登録および移籍に関する変更について
2018年2月22日に日本バスケットボール協会より正式に発表されました。
当協会では、U12カテゴリーにおける登録および移籍について、これまでの日本ミニバスケットボール連盟の登録・移籍関連の規程から、2019年4月1日より、JBA基本規程およびU12カテゴリー登録運用細則、U12カテゴリー移籍運用細則にすべて移行し、全国共通の規程にて運用することとしました。
今回の登録および移籍に関する規程の変更は、現在、少子化の影響や移籍ができないこと等の問題に対し、誰でもミニバスケットボールができるような環境整備を目指して、U12世代のバスケットボールの普及を推進していくものであり、決して、これまでの枠組みと活動を全面的に否定するものではありません。また、強化目的や勝利至上主義を促すものでもありません。
つきましては、2019年度以降のU12カテゴリー登録および移籍に関する変更について、別添資料の通りお知らせいたします。
なお、具体的な移籍手続きについては、3月中に、全国共通のU12移籍申請書および移籍手続きフロー(手続き開始日を含む)を改めてJBA公式ホームページにてご案内いたします。
詳しくはコチラからどうぞ。