ミニバス全国大会。代々木体育館でのプレーを夢見て日々努力している選手・保護者・指導者には頭が下がります。
そのミニバス全国大会が平成29年度(2017年度)から大きく変わるようです。
主な変更点
1. 交歓大会に変更
従来は、各都道府県+1チームの48チームを4つのブロックにわけて、3チームでの予選リーグの1位チームによるトーナメントで優勝チームを決定していました。(4ブロックあるので優勝チームが4チームある)
これを優勝チームを決めない「交歓大会」方式に変更。また、ゲーム方式がどうなるのか判りませんが、ゲーム数を増やす方向のようです。
従来のゲーム方式だと、予選リーグで敗退するチームは2ゲームで終わりでしたが、ゲーム数が増えるのであればイイですね。
2. 4校枠制限の撤廃
「4校枠」。つまり「チームに所属している選手が通っている小学校は4校までですよ〜」ってこと。
全国大会に出場するうえで必須の条件で、都道府県によっては県大会出場やチーム登録時に制限となっているところもある。
今回、全国大会に出場するうえでの条件としては撤廃するというもの。
3. 開催会場の変更
第49回大会の開催会場を「高崎アリーナ」に変更。
これは2020年開催の東京オリンピックに向けて代々木体育館が改修工事に入るため。
思うこと
正直なところ、従来の全国大会に比べて改訂後はどーなんだろ?って思う。
「全国行くぞーっ!」をモチベーションとして、選手も保護者も指導者も頑張っていたと思うんだけど、目標になるのだろうか。
4校枠制限も各ブロック・各県でそれぞれ対応するそうで。
ある県は「4校枠は従来通り」で全国大会推薦チームを選んで、ある県では「制限撤廃」で全国大会に臨む。
極端な話し、能力の優れたメンバーを集めた「制限撤廃」チームと、「4校枠は従来通り」チームではゲーム展開・内容も違ってくるだろうし。
そもそも「4校枠」ができた背景は、勝利至上主義チームを排除する方策だったのでは?
今回の話題で思うことは、「勝利至上主義の弊害」を言い訳にしていないか?ということ。
昨年から導入された「アンダーカテゴリー(15歳以下)でのマンツーマン推進(=ゾーンディフェンス禁止)」にしても、アイソレーションばかりでエース1人に頼るゲームが増えたように思うし。
「勝利」を目的としてはダメだけど、目標としての「勝利」「全国大会」であって欲しいと思うのは、私だけでしょうか。